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2013年8月23日 (金)

Qt on Androidにプロジェクトを移行する際にハマったこと

さて、ある程度、形が出来上がってきたので、Linux環境(以下、環境L)で作成しているプログラムをAndroidに移植してみることにしました。と言っても、ソースはそのまま使えるはずなんですが・・・。

とか言いながら、やっぱりはまるところがあったので、メモ。開発環境は、仮想環境に構築したUbuntuにLxdeを入れた上で、Necessitas(以下、環境N)を導入してあります。

まず、ソースの移行方法は、もっとスマートな方法がありそうな気はするけれど、よくわからないので、環境Lの方で作ってるやつをフォルダごとUSBにコピーして、環境Nにコピー。その後、".pro"".pro.user"ファイルを削除して、端末を起動して、ソースフォルダからqmakeを起動してプロジェクトを新規に作成。うちの場合だと、こんな感じ。

> ../necessitas/Android/Qt/482/armeabi/bin/qmake -project

その後、QtCreatorで読み込むと、プロジェクトの初期設定画面になるので、右下のボタンを押して、プロジェクトを作成。

その後は問題なく動くんだけれど、ビルドすると、

> cannot find ELF information

というエラーが出て、AVDでも実機でも実行できない。と言うか、AVDでは、MinistroIIのダウンロードができなくて、だめなんだけど。でも、実機でも動かない。

あれこれやってみてもどうにもならず、頭を抱えつつ、メッセージをたよりにググってみると、

> 「画面左の「プロジェクト」をクリックして、「Deployment」の
> 「Package Configurations」の「Application」のところを*見れば*分かる。」

というようなメッセージが。という訳で見てみると、「Run」の項目に入るはずの実行ファイルの名前が空欄になっています。が、編集しようとしても、編集できません。

しばし悩んでから、先ほど新規作成したプロジェクトファイルを見ると・・・、分かりました。

> TEMPLATE = app
> TARGET =  ・・・ こいつが犯人。
> DEPENDPATH += .

という訳で、

> TEMPLATE = app
> #TARGET =
> DEPENDPATH += .

と修正してやることで、無事、実機での実行ができるようになりました。めでたしめでたし。

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