というわけで、ずいぶんと時間が経ってしまいましたが、REGZAタブレットでのPDF閲覧の問題を解消できたので、記録。
REGZAタブレットでのPDF閲覧には、
・動作が重い
・しおりが挟めない
・SDカードのファイルが直接読めない
という問題があります。どれも、結構致命的な問題です。
でも、テストしてみたところ、以前考えたとおり、いったん画像ファイルに変換しZIPファイルにまとめてやることで、PerfectViewerで快適に閲覧できることが確認できました。後は変換を自動化すれば問題は解決です。
というわけで、久しぶりにバッチファイルを組んでみました。まあ、RubyやPythonでもいいんですが、Windows7上で作業するつもりなので、準備が簡単なものを選択と言うことで。最低限のエラー対策は考えていますが、あくまでも自己責任でお使いください。何かあっても、私は責任は持ちません。では、以下、準備物など。
<用意するもの>
1.xpdfのWindows版。
画像を切り出すために、この中に含まれている、pdfimages.exeが必要です。ダウンロードはこちらから。
2.imageUtility.exe。
ダメゲのコンバートをする人にはおなじみの品。「霧雨の降る日に」様からダウンロードさせていただきましょう。バージョンは特に問題ないと思いますが、私が使ったのはv0.39です。
3.ZIP32.DLLとZIP32J.DLL。
「統合アーカイバ・プロジェクト」様からダウンロードさせていただきましょう。
4.undll.exeとundll.ini
K.Takata様作の、コマンドラインツールです。こちらからダウンロードさせていただきましょう。
5.拙作の「pdf2zip.bat」と「pdf2zip_s.bat」
「pdf2zip.bat」をダウンロード
「pdf2zip_s.bat」をダウンロード
※右クリックして、保存してください。なお、拡張子が「.bat.txt」になってしまうようですので、「.bat」に変更してください。
<準備>
1.ダウンロードしたファイルを解凍し、必要なファイルを7つ集める。
・pdfimages.exe
・imageUtility.exe
・ZIP32.DLL
・ZIP32J.DLL
・undll.exe
・undll.ini
・pdf2zip_s.bat
2.「undll.exe」を「ZIP32J.exe」にリネームする。
3.7つのファイルをパスの通ったところに移動するか、ファイルのある場所をパスに追加する。よく分からなければ、「C:¥WINDOWS」フォルダに放り込んでもOK。
4.デスクトップに、拙作の「pdf2zip.bat」をコピー。もちろん、ほかのファイルと同じ場所に置いて、ショートカットを作成してもOK。
<使用方法>
・PDFファイルを「pdf2zip.bat」のアイコンにD&Dすると、PDFファイルと同じ場所に、ZIPファイルが生成されます。複数ファイルの処理にも対応してますが、実際に処理できる数の上限は未確認です。また、すでにZIPが存在する場合には、そのファイルの処理はスキップされます。
*dropboxへのコピーは、無条件にやるとあっという間に容量を食いつぶしそうなので、パスしました。
*** 注意事項 ***
・ファイル名中の全角空白は、半角の「_」(アンダーバー)に置換されます。
・PDFファイルの名前に半角空白が入っていると正しく処理が行えません。半角空白は全角空白か「_」に置換してしまいましょう。
・PDFファイルのある場所に、作業用のフォルダを作成し変換作業を行うので、フォルダには元のPDFファイルの3倍程度の空き容量が必要です。バッチファイルではチェックしていませんので、御注意ください。
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さて、これで結構快適に読書することができるようになりました、ありがたいことです。冗談抜きで、本棚を一つ、丸ごと持ち歩いているようなものですからね、感動ものです。本当に、いい時代になりました(^o^)。
しかし、ファイル名に空白を含めることができるくせに、引数としてはきちんと渡せないというWindowsの仕様ときたら・・・。本当にうっとうしいですねぇ。
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