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2010年6月28日 (月)

ONScripter for NetWalker 20100105-6

いや、デモンベインを移植しようとしたら、予想以上に重かったので、塵も積もれば、ということで、あちこちこまめにチューニングしてみました。ついでに、御本家のバグフィックスにも20100620版まで追随。プリホリやバイナリィ・ポットなどやってみると、結構軽くなったと思います。

「onscripter_20100105-6-0ubuntu1_armel.deb」をダウンロード

ついでにソースも。

「onscripter_20100105-6-0ubuntu1.tar.gz」をダウンロード

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デモンベイン初回版のONS用コンバーターです

えっと、この所はまっていたデモンベインのONScripter用コンバーターです。とはいえ、まだ本編ができるだけ、といったレベルですが・・・。

「DB2ONS_01.lzh」をダウンロード

といっても、例によって私自身は、まだコンプリートしていませんので、完全な動作確認が取れるまでは、少々不安がありますが・・・。Screenshot2 とりあえず、アルルートのトゥルーエンドとノーマルエンドにスキップ状態で到達できることは確認してあります(まだ、この2つしかやってないんです)。

他のルートの場合、表示される文字がテキストエリアからはみ出してしまう、という問題が発生する可能性が高いです。見つけた方は、連絡していただけると助かります。

もう、変換方法は過去の移植記事を参考にして、適当にやって下さいませ。・・・、と言いたいところですが、今回はかなり毛色が違うので、少々解説。読んで意味が分からないところがある、と思った人は手を出さない方が賢明かも。質問されても、多分、返事は(あったとしても)何日も後ですので・・・。

まず、大前提1。これは、初回版のCDにアップデートパッチを当てたもの用です。今のところ、DVD版には使えません。

次に、大前提2。今回は、画像処理に「だめコン」ではなく、すとーむ様作の「imageUtility v0.29」を使います。すとーむ様に感謝しつつ、事前にインストールしてパスを通しておいて下さい。

最後に、大前提3。変換にはRubyの実行環境が必要になります。「コマンドプロンプト」を開いて「ruby -v」と打ち込んで、バージョン(ruby 1.8.6)が表示されるようなら大丈夫ですが、そうでない場合は、Rubyをインストールして、パスを通しておく必要があります。

では、変換方法など。

1.デモンベインのデータを解凍します。アップデートパッチを当てると、同じようなファイル名のアーカイブがあって悩むかもしれませんが、日付をみて、古い物から順に解凍してやって下さい。解凍ツールは当ブログでいつも使ってる奴ですので、過去記事などを参照のこと。とりあえず、「D:¥DB」に解凍したものとして説明を続けます。

2.適当なツールを使って、「sound」フォルダ内のwav形式のファイルをogg形式に変換します。ファイル名が変わらないようにして下さい。
 例)「d01.wav」ー>「d01.ogg」

3.「DB2ONS_01.lzh」を解凍し、「DB_rb.mac」を秀丸エディタのマクロフォルダへ移動。また、「0.txt」を「D:¥DB」フォルダに移動。残りのファイルは、全て「script」フォルダへ移動します。

4.「script」フォルダ内の、「d0100.txt」(まあ、本当はどれでもいいんですが・・・)を秀丸エディタで開き、「DB_rb.mac」を実行します。すぐにDOS窓が開いて処理が始まります。10分ぐらいかかるかもしれません。このとき、同時に必要な画像を「imageUtility」を使って自動で作っていきます。

5.何やら音がして、「終了しました」と出れば変換終了です。できる「test_0.txt」のサイズは約4.96MBになります。これを「D:¥DB」フォルダに「1.txt」として保存します。

6.「script」フォルダに移動しておいた「rename.bat」を「cg」フォルダへ移動。ダブルクリックして、画像ファイルをONSで使用できるようにリネームします。

7.「script」フォルダに移動しておいた「rename_snd.bat」を「sound」フォルダへ移動。ダブルクリックして、BGMと効果音ファイルをONSで使用できるようにリネームします。

8.「script」フォルダに移動しておいた「rename_mpeg.bat」を「mpeg」フォルダへ移動。ダブルクリックして、動画ファイルをONSで使用できるようにリネームします。

9.8でリネームした動画ファイルはそのまま再生できるのですが、一部のファイルで音声の遅れが発生しますので、適当なツールで再エンコードした方がいいでしょう。そのとき、サイズは、320*240、音声は44.1KHzにしておくといいと思います。

10.フォルダをアーカイブします。が、実は、まだ私はアーカイブしないで使ってます(笑)。アーカイブしたい方は、一部に日本語ファイル名のものが残ってますので、自分でリネームor削除するか、日本語に対応したアーカイブツールを使って下さい。

11.「D:¥DB」フォルダに、NScripterの「デフォルトのカーソルファイル」と「default.ttf」をコピーします。

12.後は、NetWalkerに転送して、端末を起動し、転送したディレクトリに移動。「onscripter ーーfullscreen」で起動すれば、ゲーム開始です。例によって、初回起動時に、必要な画像の生成と描画速度の計測を行いますので、あまり負荷のかかっていない状態で起動してやって下さいませ。

 なお、ゲーム本編の動作で、オリジナルと違う部分は、

・文字が小さい。
・文字の改行位置や行数が違うところがある。
・バックログが変(やってみれば分かります)。
・半角英数字が全角英数字に。おまけに、小文字に。
・テキストウィンドウが消えるタイミングが違う所が、結構ある。
・テキストウィンドウの出現時と消去時にエフェクトを掛けていない。
・選択肢が画面中央でなく、文字エリアに出る。
・まだ読んでいない文もスキップできる。
・一部のエフェクトが再現不可。
・フラッシュ系のエフェクトが入っていないところが何カ所かある。
・BGMとSEのフェードインとクロスフェードは無視。
・曲の一部分だけを繰り返すBGMの再現不可。
・一行の中で、文字表示がだんだん遅くなっていくエフェクトはとりあえず無視。
 (できるかどうか、試してない・・・)
・立ち絵の重なる順番がおかしいところがある。

というところだろうと思います(い、いっぱいある・・・)。

 以下、例によって雑談半分・・・。

 いや、やっぱり名作です。フルボイス版、出してほしいなぁ・・・。Screenshot さて、以前、Yu-S様が作っていたコンバータは持っていないので、再現度の違いは分かりませんが、文字が小さい関係で、現状VGAサイズ未満の画面では実用にはならないのではないかと思います。まあ、「それでもやってみる」というという人は止めませんが。

 とりあえず、あとは選択肢とバックログ、シーン回想ですね。時間を見つけて頑張りましょう、うん。・・・、時間か・・・。前も、こんな事書いてるなぁ・・・。

> でも、移植だけしてクリアしていないゲームがどんどん増えていくんですが・・・orz。誰か、私に時間を下さい・・・(T_T)。

はぁ・・・。

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2010年6月14日 (月)

近況報告

えっと、備忘録がてら、現在の状況など。

○デモンベインコンバータ
 NSC上で、アルルートの完走を確認。とはいえ、今のところ本編のみ。やっぱり名作。バックログの実装どうしよう?

○文庫エディター2
 ウィンドーモードと「#縦中横」の命令の実装中。どうやっても、正確なフォントの幅が取得できない・・・、orz。しょうがないので、一度別のバッファに描画して、ピクセル単位で調べるしかなさそう・・・。ウィンドーモードは問題ないんだけど。

○工人舎のPM1の展示品を購入。
 298。NetWalkerより安いというのは・・・。思わず、物欲に負けてしまいました。MPEG動画(デモンベインのムービー)を再生させてみたら、NetWalkerよりも圧倒的に重い。WMPのせいかもしれないけど。でもこれで、最低限のワープロ環境は持ち歩けるようになるので、よしとしよう。

○QC2が壊れたので修理に出したら、QC15への交換になった。NC性能が一段と上がっててびっくり。

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